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 12年前に自死した一人息子をしのび、母は自宅の庭で1本の桜を育ててきた。年老い、高齢者施設に移った母は、桜が育ち続けることを願った。「息子が生きた証しを残したい」。母の思いに地元の人たちが協力し、桜は2日、近くの公園に移植された。

 岸本遼太さんは2005年4月25日、JR宝塚線(福知山線)の4両目に乗っていた。兵庫県宝塚市の自宅から、京都精華大(京都市左京区)に向かう途中。環境社会学を専攻する4年生。この日は22歳の誕生日だった。

 突然、大きな衝撃を受けた。脱線事故。他の乗客の下敷きになった。けがは首の捻挫ですんだが、2カ月後、パニックを起こした。事故による心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。うつ病も患い、自宅に引きこもるようになった。

 誕生日が事故発生の日。乗客1…

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