拡大する写真・図版トランプ王国 あれから4年 グラフィック・加藤啓太郎

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連載「トランプ王国 あれから4年」
前回の米大統領選ではトランプを熱心に支持した人もいれば、迷った末に投票した人もいた。あれから4年。かつてトランプに1票を投じた人に聞いてみた。今年も彼を支持するのですか? トランプ支持者の声から現代アメリカの姿に迫る連載の4回目。

 今回、アメリカ大統領トランプへの支持が揺らいでいるという声を初めて聞いたのは、この追跡取材が12人目になったときだった。

 トランプへの不満を口にしたのは、アイオワ州在住のマット・ラインバーガー(24)だ。新型コロナウイルスに対する政権の危機対応に、「いい加減にしろ」と思っているのだという。ただ、一方で、民主党の「左傾化」も気になっているという。現職トランプと挑戦者バイデンの「どっちがマシか」。11月の投開票日までその比較を続けるのだと、彼は言った。

 マットに出会ったのは2016年1月。当時、共和党主流派の有力候補として注目されていた上院議員マルコ・ルビオ(フロリダ州選出)のアイオワ州での集会を訪れた時だった。党内レースである予備選・党員集会が始まる直前で、トランプを含めて10人以上の候補者がまずは「共和党候補」になるべく選挙活動を展開していた。

拡大する写真・図版共和党指名候補の座を狙い、支持者集会で演説する上院議員マルコ・ルビオ。当初は主流派の有力候補と注目され、学生だったマット・ラインバーガーも見学に来ていた=2016年1月31日、アイオワ州、金成隆一撮影

 マットは当時20歳。「大統領選での初めての投票になるから」と熱心に選挙戦を追っていた。政治学専攻の大学2年生だった彼は、次のようなことを話していた。

 「今日の演説を聴いてマルコ支持に傾いた。各争点で意見をきちんと持っているが、姿勢はマイルドだ。声がデカすぎるトランプとは違い、おとなしすぎる(元神経外科医の候補)カーソンとも違う。真ん中で、ちょうどよい。気質もよく、大統領らしく振る舞えそうだ」

 とはいえ、依然として誰に投票するかについては迷っていた。

 「他には(上院議員)クルーズ…

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