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朝原宣治の目

 新型コロナウイルスの影響で短期間で調子を合わせなければいけない中、男子100メートルは見応えのあるレースでした。

 日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(米タンブルウィードTC)が欠場したとはいえ、桐生祥秀(日本生命)にとって勝ちきったことが大きい。準決勝でのスタートミスも尾を引くこともありませんでした。ここ数年、日本選手権は相性のいい試合ではなかったので、壁を破る大事な試合になったと思います。

 スターティングブロックの位置を変えたのも、すべてはトップスピードを上げたいから。以前はスタートが決まればレースが決まるという感じでしたが、今季は中盤、後半の走りを重視しています。今回は多田修平(住友電工)にスタートでかなり前に出られたり、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)と競り合ったりしましたが、力むことなく自分の走りがしっかりできていました。国内のライバルの特長はつかんでいて自信をもって走れていました。

 ただ、優勝タイムの10秒27…

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