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 傘を後ろに振る「カサウシロフルス」、行列に割り込んでくる「ナラバンゾウ」――。周りを困らせる迷惑行為を架空の生き物に見立てて、「絶滅希望種」と名付けた図鑑が発売されました。

迷惑生物図鑑

 8月に小学館から出版された「カサうしろに振るやつ絶滅しろ! 絶滅してほしい!? 迷惑生物図鑑」。

 絶滅してほしい迷惑行為や価値観を全49種類の生き物に見立てて紹介しています。

 人を叱る時に人前で大声で怒鳴る「シカルシカ」、話を聞き流す「キキナガスクジラ」といった具合です。

 作者は愛知県春日井市出身の氏田雄介さん。株式会社「考え中」の代表で、広告や書籍、ゲームなどのコンテンツ企画・制作を手がけています。

 昨年5月にツイッターでカサウシロフルスなど6種類を発表したところ、大きな反響を呼んだため、さらに生き物を追加。愛知県日進市出身のイラストレーター・武田侑大さんを起用して書籍化しました。

 氏田さんが所属しているコンテンツスタジオ「CHOCOLATE Inc.」のメンバーや、小学館の担当編集者と一緒にアイデアを出し合ったそうです。

著者に聞きました

 書籍化にあたっては、「こういう行為や考え方は嫌だよね」というところで終わらずに、「どうしてダメなんだろう?」「どうしたら良くなるだろう?」というところまで掘り下げるように意識。

 「これが正しいマナーです」と断言することはせず、想像力を働かせるきっかけになる本を目指したといいます。

 氏田さんのお気に入りは、大きなリュックが電車の中で邪魔になっている「リュックトドン」と、行列に割って入る「ナラバンゾウ」。リュックトドンはデザインが、ナラバンゾウはネーミングがポイントだそうです。

 「4コマ漫画や大怪獣風イラストなどの特別コーナー、カバー裏のイラスト、各生物の分類名など、細部のこだわりにも注目してほしいです」と氏田さん。(若松真平)