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 第2次大戦後の冷戦下で東西に分裂したドイツが統一して、3日で30年を迎えた。この間、欧州の経済や政治・外交の中心としての役割を確立してきたが、国内では現在も、東西の経済格差や心理的な壁を乗り越えるための過程が続く。

 3日は、記念式典が東部ポツダムであった。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小したが、メルケル首相ら約230人が参加し、東西それぞれの出身のアーティストによる歌の披露や90代、60代、30代と世代を超えた市民による対談などが行われた。シュタインマイヤー大統領は「東西の経験を融合させたからこそ、欧州内で遠心力が再び強くなってきた現在、欧州の中心に位置する強い国として特別な役割を果たすことができる」と演説をした。

 1949年にそれぞれ建国された旧西ドイツと旧東ドイツは、東西冷戦の最前線で相対した。東欧の民主化運動を受けて89年11月、冷戦の象徴「ベルリンの壁」が崩壊。翌年には旧西が旧東を取り込み、一つになった。

 統合されたドイツは、欧州連合(EU)の発足や共通通貨ユーロ導入、東欧へのEU拡大などを追い風に、曲折を経ながらも経済力を高めた。近年は、ギリシャに端を発した「債務危機」や中東から大勢の難民が押し寄せた「難民危機」などで、欧州の政治・外交を常に主導してきた。

 だが、国内では東西の経済格差…

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