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 高校野球の秋の愛知県大会(愛知県選手権大会=愛知県高校野球連盟主催)は3日、刈谷球場で最終日があり、決勝で中京大中京が東邦を7―1で破り、2年連続24度目の優勝を果たした。3位決定戦は至学館が5―3で中部大春日丘を下した。

 中京大中京、東邦、至学館の3校は、選抜大会の出場校選考の重要な資料となる東海大会(24日開幕、ダイムスタジアム伊勢など)に出場する。愛知、岐阜、三重、静岡の各県上位3校による東海大会の組み合わせは13日に決まる。

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 優勝の瞬間、中京大中京の畔柳亨丞(くろやなぎきょうすけ)投手(2年)は右手を握りしめた。秋連覇とはいえ、エースとして頂点に導いたのは初めて。「昨年はけがで投げられない時期もあった。悔しさを晴らすことができました」

 二回、味方打線が7点を挙げたが、全く隙を見せなかった。「東邦は準決勝で6点差を逆転した勢いがある。丁寧に1球1球投げることを心掛けた」。低めに球を集めるだけでなく、クイックモーションを織り交ぜるなど、一本調子にならない工夫を見せた。最後まで東邦打線に的を絞らせず、わずか被安打2、1失点で投げきった。

 チームも畔柳投手も、重圧との戦いだった。昨秋から今夏まで公式戦無敗の28連勝を果たした先輩たちと、どうしても比べられてしまう。最速151キロの畔柳投手も、同154キロ右腕の高橋宏斗投手(3年)に続く活躍を周囲は期待する。愛産大三河との3回戦では9安打を浴びる苦戦を経験したが、野手の好守もあって乗り切った。

 「このチームは本当に仲がいい。大事にしているのは準備と確認。今はそれがしっかりできているから、勝てていると思う」と畔柳投手は言う。選抜出場がかかる東海大会に向け、「まずは一戦一戦、目の前の相手に全力を尽くしたい」と気を引き締めた。(渋谷正章)

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