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 東京五輪の延期で聖火ランナーの出番も先送りになるなか、山梨県甲州市勝沼町で3日夜、「聖火パレード」と呼ばれる伝統行事があり、たいまつを手にした地元の勝沼中学校の生徒たちが躍動した。

 ブドウとワインの産地。毎年10月初旬の収穫祭に合わせ、体操着姿の中学生の「聖火隊」が地区を巡り、まちを見下ろす柏尾山の中腹に炎で鳥居の姿を浮かび上がらせる。

 京都の五山の送り火のような行事に聖火リレーが結びついたともいわれ、昭和50年代には中学生が走る今の形になったという。今年はコロナ禍の状況のため人数を減らし、ルートは短くなった。それでも、伝統の火を消すことなく、生徒たちが力強い走りを見せた。(永沼仁)