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 青森県弘前市岩木地区の住民を対象にした大規模健康診断で蓄積したビッグデータを健康づくりに生かそうと、弘前大学や市などが続ける「岩木健康増進プロジェクト」が今年で16年目を迎えた。解析データを生活習慣病の予防や認知症の早期発見に生かし、短命県返上に役立てるプロジェクトに企業も注目。産学官民の活動が革新的な取り組みを表彰する賞に相次いで選ばれるなど評価が高まっている。

 9月下旬の金曜日、岩木山を間近に望む弘前市岩木文化センターには、早朝から始まったプロジェクト健診に、地域の住民が続々と訪れた。今年の健診は問診に始まり、腸内細菌や血液・尿の詳しい検査、血管の硬さがわかる手足の血圧測定、体組成や骨密度測定など約千項目。26のブースを約2時間かけて回る。

 新型コロナウイルスの感染予防へ、検査担当者とのやりとりにリモート方式を取り入れ、身体接触の多い検査は見送るなど防止策の徹底で項目は例年の半分以下、健診時間も3分の1ほどに絞り込んだ。それでも医師や市が選任した健康づくりサポーターなど計130人のスタッフが健診を担当し、参加した住民は500人以上。昨年までは毎年千人、16年目までにのべ2万人以上が参加した大規模プロジェクトがビッグデータを支える。

 肌の状態と健康の関係を探る花…

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