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 「日付が変わった実感がない」「昼夜もわからない」――。社員への未払い残業代があるとして労働基準監督署から是正勧告を受けた居酒屋大手ワタミで、長時間労働に悩んだという当事者の女性が、現場の働き方の実態を語りました。精神疾患を発症して休職中という女性が、創業者で経営トップの渡辺美樹会長に呼びかけたいことは――。

拡大する写真・図版ワタミで働く女性は、記者会見で労働環境の是正を求めた=2020年10月2日午後、東京・霞が関の厚生労働省

 今月2日、40代の女性は実態を訴えるために東京都内で記者会見した。2017年にワタミに入社。高齢者の自宅などに弁当や総菜を届ける「ワタミの宅食」の営業所長として、業務委託契約を結んだ配達員たちを管理していた。

 仕事にやりがいは感じていたが、今年から群馬県内の二つの営業所の所長を掛け持ちするようになると、一気に多忙になった。

正社員は自分だけ

 二つの営業所には計20人以上の配達員がいたが、管理者である正社員は自分だけ。そのため、車で片道約30分かかる営業所間を行ったり来たりする必要があった。毎日、数百個ほど届く弁当や総菜を検品し、本社からの指示を配達員に周知して、相談や質問に対応。その合間に、営業所の掃除や雑用もこなした。

 こうした日常業務に加え、客から配達などのクレームが入れば、夜間や休日でも、相手の指定する日時に謝罪に行かなければならなかった。営業所に納品に訪れた業者から、深夜2時に緊急の電話が入り、対応のために営業所に駆けつけたこともある。

 また、配達員が「子どもが熱を…

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