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 「釣りキチ三平」などの作品で知られる漫画家矢口高雄さん(80)の展覧会「故郷清明 矢口高雄画業50周年記念展」が10日から、秋田県横手市増田まんが美術館と、周辺の増田の町並みで開催される。横手市(旧増田町)出身の矢口さんが地元の銀行を退職して上京し、プロデビューしてから今年で50年。原画や資料を数多く展示し、その半生を振り返る。1月11日までで、第3火曜日休館。

 美術館での展示はコンベンションホールを使った1部と特別展示室での2部構成。1部では50年間に描かれた全作品の原画から資料を含め約300点を展示する。また、アトリエを再現したコーナーもある。ホールの緞帳(どんちょう)(10メートル×7メートル)にデザインされた「山魚女群泳」も公開する。

 2部は、矢口さんが半生を振り返った地元紙の聞き書きシリーズを元に、資料と原画を融合させた回顧録展。デビュー前の習作や未公開作品を展示するほか、少年時代から銀行マンを経て漫画家となり活躍し、現在に至るまでの足跡を、自身の言葉で紹介する。

 また、増田の町並みの「旬菜みそ茶屋くらを」、観光物産センター「蔵の駅」では11月29日まで、矢口さんがこれまで描いた秋田や東北の風景を中心とした複製原画を展示する。こちらは観覧無料。

 美術館の展覧会入場料は大人800円、高校生600円。コロナ対策で入館が50人を超えた場合は入場制限する。問い合わせは同美術館(0182・45・5569)へ。(山谷勉)

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