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 仙台藩の初代藩主・伊達政宗の書状4通が、宮城県大崎市に寄贈された。政宗の居城があった旧岩出山町(現大崎市)出身で、神奈川県在住の中森高さん(88)が収集したもので、2通は政宗の直筆だ。市は今後、一般公開を検討している。

 直筆の1点は村田城主だった七男宗高(1607~26)にあてたもの。政宗研究の第一人者で、元仙台市博物館長の佐藤憲一さん(71)によると、「領地を増やしてあげる。年を取ったら、それに応じて与える」という内容で、宗高が15歳か16歳のころと見られるという。

 もう1点は、家臣の和田主水(もんど)為頼にあてたもの。土木工事に従事した足軽への報酬について、「米か現金を手形で支払うように」と指示しているという。

 佐藤さんは「政宗は、現代で言うと企業の創業者。細かいところまで指示をしないと、気が済まない様子がうかがえる」と話している。(角津栄一)