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 静岡県議会の危機管理くらし環境委員会で5日、リニア中央新幹線の静岡工区をめぐる問題に関する集中審議が開かれ、難波喬司副知事が出席した。県議からは「川勝平太知事にも問題がある」との指摘が相次ぎ、県側への厳しい意見も多くあがった。

 「県の立場をもっと説明するべきだ」という県議会の指摘を受け、県側の要望で出席した難波副知事は「JR東海の説明は説得型で県民の懸念や不安に立っていない。県の要求は過大だと思われている」などと説明。水問題の補償にも言及し「影響があれば補償するだけでなく、因果関係を証明するシステムを事前に作らないと後で大変なことになる」と訴えた。

 最大会派の自民改革会議からは、JR東海や国交省を会見で繰り返し批判する川勝知事への苦言が相次いだ。西原明美県議は「静岡県民がだだをこねているとの評判は、川勝知事の発言が起こしている」と指摘した。

 さらに鈴木澄美県議は「知事の発言が過ぎる。お互いの不信感は、JR側だけでなく県側にも課題がある」とし、木内満県議も「鉄道局長をうそつき呼ばわりし、求めるつもりもないルート変更に言及する。感情的な対立を生んだ唯一の原因だ」と批判。杉山盛雄県議は「誤解を招く表現は苦言を呈して」と難波氏に要望した。(矢吹孝文)