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 札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(当時2)に大けがを負わせ、昨年6月に衰弱死させたとして、傷害致死と保護責任者遺棄致死の罪に問われた藤原一弥被告(25)の裁判員裁判。5日に札幌地裁であった証人尋問で、詩梨ちゃんの母親の莉菜被告(22)=保護責任者遺棄致死罪で起訴=が、同居していた藤原被告による暴行の様子を証言した。(榧場勇太、前田健汰)

最初に見た暴行、契機は「菓子を食べたこと」

 莉菜被告は「(詩梨ちゃんに暴行をしたことは)ありません」と自身の暴行を否定した。藤原被告の弁護側は「暴行は莉菜被告がやった」と主張している。

 莉菜被告の証言によると、藤原被告とは昨年2月から交際を始めた。当初、藤原被告は詩梨ちゃんと遊んだり育児を手伝ったりしていたが、3月中旬ごろから莉菜被告に「死ね」などと暴言を毎日のように吐くようになった。藤原被告が詩梨ちゃんのこめかみを両拳で押さえるのを見たこともあった。

 藤原被告の激しい暴行を目撃したのは4月上旬。藤原被告が自分で買った洋菓子を詩梨ちゃんが勝手に食べたと腹を立て、暴力を振るったという。莉菜被告は「平手で頭をぶったたき、床に倒れ込むほどの強さだった」と振り返った。「やめて」と強く言い、その後しばらくは暴行を見なかったという。

 だが、5月30日に藤原被告から「詩梨がいたずらしないようにしておいた」と言われ、様子を確かめると、詩梨ちゃんが粘着テープで手足を縛られ、ベビーカーに座らされていた。口もテープで塞がれ、口の中にはバナナが詰められていた。翌日には仕事中に藤原被告から「詩梨が骨折しているかもしれない」とLINEで連絡があった。詩梨ちゃんが亡くなった6月5日の直前にも、藤原被告が詩梨ちゃんをげんこつで殴っていたと証言した。

通報時「首のけがは鍋こぼしたことにしろ」

 莉菜被告は、藤原被告が虐待の発覚を恐れていた様子や、藤原被告から詩梨ちゃんのけがについてうその説明をするよう指示されていたことも明らかにした。

 証言によると、藤原被告から「…

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