[PR]

 2017年3月に千葉県松戸市のベトナム国籍の小学3年生の女児(当時9)が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた元保護者会長の渋谷恭正被告(49)の控訴審が5日、東京高裁(平木正洋裁判長)であり、両親が「厳正な処分を」と求めた。

 この日は殺害されたレェ・ティ・ニャット・リンさんの両親が高裁で初めて意見陳述をした。母親のグエン・ティ・グエンさん(34)は「眠りにつく度に、助けを求めて叫ぶ娘の声で目が覚める。この痛みを言い表せる言葉はない」と声を詰まらせながらベトナム語で話した。

 父親のレェ・アイン・ハオさん(38)は「リンちゃんを殺害した犯人に死刑判決を言い渡してほしい」と語った。渋谷被告は一審・千葉地裁で無期懲役の判決を受けている。この日は出廷しなかった。

 ハオさんは仕事の傍ら、極刑を求める署名活動を続け、これまでにベトナムや日本から130万以上の署名を集めてきた。公判後記者会見し「できることはやったし、言いたいことも言えた」と話した。(小木雄太)