拡大する写真・図版管理会社とのトラブルが続く大三台=2020年7月21日、津市白山町二本木、阪田隼人撮影

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 経済が右肩上がりの時代に開発された別荘地や分譲地で、管理費を巡る住民と管理会社のトラブルが相次いでいる。管理会社が未払いの住民に給水しないと通告したり訴訟を起こしたりと、対立は先鋭化している。円満解決できなければ資産価値も下がりかねず、将来「ゴーストタウン」化する懸念もあると専門家は指摘する。地元自治体も見過ごせない事態だ。

 近鉄大阪線大三駅から歩いて10分ほどにある、津市の大三台。約半世紀前に開発された。その後「温泉付分譲地」として売り出され、定年後を見据えた都市住民が移り住んだ。山林に囲まれた静かな住宅地だが、住民と管理会社が管理費の支払いをめぐって激しく対立している。

 「管理費をお支払い頂けない人は、私設水道は使えない」。今春、管理会社「ハートランド管理センター」(三重県南伊勢町)から住民に通知書が届いた。支払っていない世帯には「順次、給水ストップの工事に着手する」とも書かれていた。「コロナ下で手洗いの徹底を心がけている中、悪質な脅しだ」。住民は言う。8月にも同様の通知書が届いた。

 大三台の和知野自治会には約180世帯が加入。現在、ほぼすべてが「(ハートランドとの)管理契約書は存在していない」として管理費の支払いを拒んでいるという。

拡大する写真・図版今春、住民に届いた通知書には、給水停止を告げる内容が記されていた=2020年7月21日、阪田隼人撮影

 大三台の私設水道は、開発当時…

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