[PR]

 新型コロナウイルスの影響で、サッカー日本代表の行動様式も様変わりしている。活動2日目となる6日はオランダに全23選手が集合。昨年12月以来の活動でコミュニケーションに飢えている選手たちは感染予防を心がけながらも、積極的に対話を重ねている。

 「学校の教室みたい」。選手の食事風景について、代表スタッフはそう説明した。1人ずつテーブルが用意され、全選手が同じ方向を向いて食べている。さながらコロナ禍の給食のようだ。ビュッフェ形式で、皿に取り分ける際にはマスク着用が課されている。

円卓を囲む日常風景が…

 これまでは円卓を10人ほどで囲み、和気あいあいとサッカー談議に花を咲かせるのが日常だった。主将のDF吉田(サンプドリア)は「ソーシャルディスタンスを保ちながらなので、難しいところもある中、みんな楽しそうに話していた」。スタッフによると、選手は食事後、マスク姿で会話をしているという。

 宿泊ホテルは外部と遮断されている。選手は1人部屋から極力出ないように求められている。携帯用の消毒アルコールも渡されている。コーヒーなどを飲みながら話し合うためのリフレッシュルームも廃止された。食事会場は、ピッチ外で意思疎通を図るために、より貴重な場となっている。

 練習場までは、密となるバス移動を避けて、8分ほど歩く。ただ、制限の多い中でも、待ち望んでいた代表活動で日本からのオンライン取材に応じる選手の表情は明るい。久々の代表練習で汗を流したGK川島(ストラスブール)は「試合もない中でもやもやしていた。合流できて、喜びに満ちあふれている」と語る。

 9日はカメルーン、13日はコートジボワールと当地で国際親善試合を行う。MF原口(ハノーバー)は「久しぶりに会えて楽しいです、懐かしいですねで終わらないように。強いチームを作れたらいい」と気を引き締める。(吉田純哉)