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 静岡鉄道(静岡市葵区)は伊豆市サテライトオフィス(伊豆市青羽根)に新たな拠点を開設した。まずは社員がテレワークや、仕事と休暇を組み合わせたワーケーションを体験し、同社が進めるプロジェクト「静岡移住計画」の拠点づくりを目指す。

 施設は、伊豆市が旧狩野幼稚園をリノベーションして整備した。静岡鉄道は7月の静岡大学に続く進出となった。かつての教室(66平方メートル)にオフィスを設け、床には人工芝を敷き詰め、デスクに加えテントも設置した。

 共用スペースで開いたセミナーでは、伊豆エリアでICTを活用した事業者の枠を超えた公共交通ネットワーク「MaaS」の構築に取り組む東急交通インフラ事業部の森田創課長が「伊豆エリアから始まる近未来のまちづくり」をテーマに講演した。

 森田さんはコロナ禍によってテレワークやワーケーションといった新たな需要が生まれ「首都圏に近い伊豆にビッグウェーブが来ている」とした上で、少子高齢化と人口減が急速に進む中で様々な形で伊豆と関わる「関係人口」を増やさなければならないと強調した。

 静岡鉄道の川井敏行専務は「新たに設けた拠点で仲間として地域に溶け込み、伊豆の情報を発信していきたい」と話した。(岡田和彦)