伊藤綾
国立劇場の10月歌舞伎公演で、尾上菊五郎が当たり役のひとつ「魚屋宗五郎」で久々の舞台に立っている。9月に開かれた取材会で、コロナ禍の思いや意気込みを語った。
拡大する尾上菊五郎
菊五郎でございます。役者になってから初めて8カ月間のお休みをもらいまして、最初の舞台が国立劇場。何を出したらいいかなと思いましたが、私自身も思い入れもありますし、ちょうどベストメンバーを組めましたので、「魚屋宗五郎」をさせていただくことになりました。身震いするような喜びでございます。私も一生懸命務めてまいりますので、よろしくお願い致します。
――8カ月間、どういう気持ちで過ごしていましたか。
もう本当に毎晩のように銀座で飲み歩いて……といいたいんですが、今回ばかりはそうもいかなくて、ひきこもりおやじをやっていました。
――再開のときのことを考…
残り:1687文字/全文:2031文字
【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい