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 甲府市が主催する対面式の合同企業説明会が7日、市総合市民会館であった。企業65社が参加し、来春卒業予定の学生ら約200人が企業担当者の説明に聴き入った。

 コロナ禍で今春予定された説明会の多くが中止になったり、オンラインに切り替わったりした。山梨労働局によると、山梨県内では7月から対面式が出始め、今月以降は大半を占めるという。

 この日は感染防止対策に万全を期した。密集を避けるため午前、午後に企業を分け、机の間隔を十分に空けた。会場に入る前には検温を実施し、フェースシールドを配って着用を求めた。

 山梨市の女性(24)は3月、事務職として働く宝飾関連企業を退職した。新型コロナウイルス感染が広がりつつあった3月、要介護の家族がいる接客担当の社員が、感染の危険性を下げるためだろうか突然退職。女性は接客部署への異動を打診され、事務職を希望していたため退職した。

 その後、通おうとした職業訓練校が感染拡大の影響で入校できなくなった。オンライン説明会にも臨んだが、自宅のネット環境が悪いのかうまく聞き取れなかった。退職後初めて企業の説明を直接聞くことができ、「たくさん求人があった新卒の頃とは違うが、とにかく早く仕事を見つけたい」と話した。(市川由佳子)