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 首相の一挙手一投足を追う「総理番」として、7年8カ月余り続いた安倍政権の終わりを間近で取材した。持病再発を理由とする辞意表明という多くの人の予期せぬ格好で、歴代最長政権は幕が引かれた。ただ、安倍晋三前首相の体調の急激な悪化は、端から見ても分かるものだった。

 総理番が首相の様子をじかにうかがい知る機会は、官邸への出退邸時や閣僚らが集まる会議など1日に何度かある。明らかな「おかしさ」を確信したのは、8月12日午後。広島への原爆投下後に降った「黒い雨」をめぐる訴訟で政府が控訴し、その理由を「ぶら下がり」で尋ねた時だった。

 足取りは重そうで、顔色も悪い。安倍氏は3問に答えたが、声はか細く、かすれ気味。答えに詰まる場面も何度かあった。3問目は、それまでもたびたびあった「はぐらかし」とは違い、質疑が全くかみ合っていなかった。

 「首相の様子がおかしい」。官…

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