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 群馬県は7日、前橋市のベイシア文化ホールや東京・銀座のアンテナショップ「ぐんまちゃん家(ち)」など7施設について、「県有施設として維持する必要性は低い」として今後廃止も含め検討する方針を明らかにした。県議会での議論や地元自治体との協議を経て、来年2月に結論を出す見通し。

 この日あった県議会行財政改革特別委員会で、外部の有識者らによる「県有施設のあり方見直し委員会」の中間報告を県が示した。

 見直し委は、県の支出が大きい▽多額の改修費用が見込まれる▽民間活力の活用が見込まれる▽利用が大きく低迷している――の四つの観点を軸に、現地調査や施設関係者へのヒアリングを進めてきた。

 中間報告によると、ベイシア文化ホールは「人口が同規模の他県に比べて県全域でホールが多い」とし、既存施設や今春開業した県の大型コンベンション施設Gメッセ群馬(高崎市)で代替できるとした。

 2008年に開設されたぐんまちゃん家は18年度、2億5300万円の赤字。委員からは「店舗を置かなくても情報発信や物販はネットで十分」といった意見や、東銀座の交差点に面した角地から銀座7丁目の裏通りへ18年に移転した立地の問題の指摘もあった。

 県ライフル射撃場は改修に多額の費用がかかることや近隣県に競技施設があることなどから、維持する必要性は低いとしている。

 カネコ種苗ぐんまフラワーパークは民間への移管などを検討するとして、廃止までは言及していない。

 一方、県総合スポーツセンター伊香保リンクや関水電業敷島プール、県立図書館の3施設は「県有施設として必要性はある」とされた。ただ、いずれも再整備や収支改善など、運営態勢を大きく見直す必要性に言及。県立図書館は、市立図書館とのサービス重複を解消すべきだとされた。

 見直し委は今年1月に設置され、同2月に検討を進める10施設を公表していた。最終報告は来年2月の見通し。(中村瞬)