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 農林水産省は7日、飲食店支援策「Go To イート」のうち、オンライン予約を通じた飲食でポイントをもらえる事業を一部見直す検討に入った。利用方法が不適切だと指摘を受けたためだ。対応策を詰めたうえで、近く公表する方向で調整している。

 この事業は、「ぐるなび」など13のグルメサイトで予約して食事すると、昼食で500円分、夕食で千円分のポイントを後日もらえる仕組み。対象の焼き鳥屋チェーン「鳥貴族」にオンライン予約で来店し、1品(税込み327円)の商品を注文するだけで、後日千円分のポイントがもらえる方法がSNSで紹介され、「トリキの錬金術」などと話題になっていた。

 このため、政府の新型コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済再生相は7日夕の記者会見で「初めて取り組む支援策で、制度設計が100%でなかったかも知れない」と指摘。野上浩太郎農水相と対応を協議し、近く農水省が対応策を示すことになったと明らかにした。加藤勝信官房長官も同日、「国民の公平感にみて反することがないよう、(農水省が)必要な対応を検討していると承知している」と述べた。

 この日あった野党合同ヒアリングでは、立憲民主党の山井和則氏が「こういう使い方は問題ないのか」と追及。農水省の担当者は「わざわざ予約して1品だけ(食べて)出て行くのは、なかなかないと思っていた」と釈明した。

 客が受け取ったポイントは「イート」対象の飲食店でしか使えないため、担当者は「最後には必ずどこかの飲食店にお金が落ちる形になる」とも説明したが、他の議員からも「(利用額の)下限をつけないと駄目なんじゃないか」などと、見直しを求める声が相次いだ。