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 2011年、焼き肉チェーン「焼肉酒家(ざかや)えびす」でユッケを食べた客5人が亡くなるなどした食中毒事件で、富山地検は7日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された運営会社の元社長(52)と肉の卸売業者の元役員(46)を、再び不起訴(嫌疑不十分)としたと発表した。16年に不起訴(同)とした後、遺族の申し立てによる検察審査会の「不起訴不当」の議決を受け再捜査したが、過失責任を問えないと判断した。事件発生から約9年半を経て捜査は終結した。

 地検の西岡剛次席検事によれば、事件当時、毒素の強い大腸菌が肉の内部に入り込むことは一般的に知られず、国の基準で定められた方法で除菌しても取り除くのは困難だったという。