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 11歳VS.14歳。囲碁のプロ棋戦で8日、対局者ふたりの年齢を合わせて25歳10カ月の史上最年少対局が実現した。東京・市ケ谷の日本棋院で打たれた第24期女流棋聖戦の本戦1回戦で、最年少棋士の小学6年、仲邑菫初段と、仲邑初段の次に若い同期プロ入りの中学2年、上野梨紗初段が初めて手合わせした。

 ともにプロ入り2年目で、仲邑は日本棋院の関西総本部、上野は東京本院に所属。主戦場が異なるふたりはこれまで直接対決がなかったが、今回、仲邑は大阪・名古屋の合同予選を、上野は東京の予選を勝ち上がり本戦の晴れ舞台で激突した。

 結果は仲邑の白番6目半勝ち。全棋戦を通して、予選を突破した3度目の本戦入りで初勝利を挙げた。11歳7カ月での本戦勝利は、2004年に村川大介初段(当時=現九段)が新人王戦で勝利した13歳1カ月を抜く最年少記録だ。対局後、仲邑は「結構よく打てたと思います。特に緊張はしなかったです。次も自分らしく精いっぱい打ちたいです」と話した。

 仲邑は8強に進出。26歳年上の鈴木歩女流棋聖(37)への挑戦権獲得まで、あと白星三つとした。挑戦してタイトルを取れば、藤沢里菜女流立葵杯(22)が持つ最年少タイトル獲得記録、15歳9カ月を大幅に更新することになる。

 仲邑は昨年4月、史上最年少の10歳0カ月でプロ棋士になった。(大出公二)