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 名古屋市中区にある大須商店街。そのアーケードに設置された直径約3メートルの「金の玉」がツイッターで注目を集めています。数年ぶりに復活したという玉の由来について取材しました。

ツイッターで反響

 今月2日、大須商店街連盟が運営するツイッターアカウントがこんなつぶやきを投稿しました。

 「仁王門通のアーケードに『金の玉』が復活しました! 『金の玉』を商店街に転がしていた頃が懐かしいですね。何それ?と思われた方は、『金の玉ころがし』で検索してみてくださいね!」

 実際に玉がつるされている写真が添付されていて、「こんなに大きかったのか」「今度見に行こう」といったコメントが寄せられ、いいねは1500を超えています。

金の玉の由来

 金の玉は、2009年に大須商店街で開催された玉転がしイベントに由来しています。

 新天地通と東仁王門通が交差する「まねき猫広場」にアーケードを設けることになった際、片方は金の柱、もう片方は銀の柱を立てることになりましたが、どちらも「金がいい」と譲らず。

 そこで、それぞれの通りで金色の玉を転がし、先に広場に到着した方に金の柱を立てることにしたそうです。

 「どうせならインパクトのあるイベントにしようと、玉転がし用に金の玉2個を特注しました」

 そう振り返るのは、大須商店街連盟の専務理事・中野浩幸さん(60)です。

復活の理由は

 勝負の結果は東仁王門通側の勝利で、そちらに金の柱が立てられることになりました。

 イベント終了後、せっかく作ったのだからと金の玉を仁王門通のアーケードにつるすことに。東仁王門通ではない理由はスペースの関係からだそうです。

 中身が風船のようになっていて、夏はパンパンにふくれ、冬はしぼむなど、手入れが大変だったため数年前に撤去。

 今回の復活には新型コロナウイルスの影響が関係しているといいます。

 「今年は大須大道町人祭が中止になったので、『代わりに何か盛り上がることをしよう』という若手からの声を受けて復活させたんです」

 7日夜には、取り寄せた塗料を使って自分たちで金色を塗り直しました。

 ネット上でも大きな反響があり、道行く人たちも次々と写真を撮っているという金の玉。

 中野さんは「思わずニコッとしてしまう、見る価値のあるものなので、ぜひ大須商店街にお越しください」と話していました。(若松真平)