拡大する写真・図版迷惑電話防止機能付き電話機の説明をするレジェンド松下さん=2020年9月18日午後2時34分、横浜市中区山下町、林知聡撮影

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 「この電話は防犯のため録音されています」――。後を絶たない特殊詐欺の被害を少しでも防ぐため、神奈川県警は、着信時にこんなメッセージが相手に流れ、通話を録音する機能のついた電話機の利用を呼びかけている。詐欺グループが音声で証拠を残すことを嫌い、電話を切ってしまうことが期待されるという。

 「録音されると思った瞬間に犯人は電話を切る。切ることによってみなさんの被害を予防できるんです。こういう電話が家電量販店で売られています」

 画面の中で男性がテレビの通販番組さながらに熱弁を振るう。紹介しているのは「迷惑電話防止機能付き電話機」。通販番組や店頭での実演販売士として知られるレジェンド松下さん(41)に県警が依頼して収録し、YouTubeの「神奈川県警防犯チャンネル」で公開を始めた啓発動画の一場面だ。

 「商品の長所を短時間でコンパクトに紹介できるプレゼン力に着目した」と、県警犯罪抑止対策室の吉川裕介副室長。約5分の動画では、県内の昨年の特殊詐欺認知件数が2793件と過去最多を記録し、被害額が54億円に上ったことや、銀行員や警察官などが登場してキャッシュカードを盗むなど手口が巧妙化していることも伝えている。

 こうした電話機は電器店などで広く販売されているという。「ノジマ」(横浜市)によると、5千円台からあり、ファクスや子機がつくもので3万円程度。同社の小檜山雄大さん(28)は「操作のしやすさなどは機種によって違う。手にとって使いやすい機種を選んでもらえたら」と話す。

拡大する写真・図版家電量販店では迷惑電話防止機能付き電話機が並べられていた=2020年9月28日午後6時19分、横浜市鶴見区東寺尾5丁目、林知聡撮影

貸し出しする警察署も

 既存の電話機に外付けするタイプの録音機もある。

 大磯署は2018年から、外付…

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