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「3密」考案は官邸スタッフ 三つ目の密を途中で追加

新型コロナウイルス

石塚広志
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 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、いまや当たり前に使われるようになった「3密(密閉・密集・密接)」。この言葉はどこで使われるようになったのか。8日に日本の新型コロナ対応の検証を発表した「民間臨時調査会」の報告書で、その経緯が明らかになった。

 国内での感染者が増え始めた3月9日、厚生労働省の専門家会議は、国民向けに三つの条件を満たす場所や場面を避けるよう要請した。このときは、「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」、そして「近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声」の三つを挙げ、「密」には言及がなかった。

 この考え方の説明を聞いた官邸スタッフの一人が「三つ目は『密接』で良いのではないか」と提案。「三つの密」が誕生したというのだ。

 官邸は3月18日のツイッターで、「3つの『密』を避けて外出しましょう」と国民に呼びかけた。三つめの説明は「間近で会話や発声をする密接場面」と変わり、「3密」の表現が使われるようになった。

 同25日、東京都小池百合子知事が記者会見で「NO!!3密 3つの密を避けて行動を」とボードに掲げ、この姿が広く報道され、国民に浸透していったとされる。

 さらに、西村康稔経済再生相が7月7日付の米ウォールストリート・ジャーナルで「3密」に触れ、WHO(世界保健機関)が頭文字を取った「3C」を紹介したという。報告書は「3密の考え方は、日本だけではなく、広く全世界に発表された」とした。(石塚広志)

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