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 総務省が9日公表した8月の家計調査によると、2人以上世帯が使ったお金は、物価変動の影響を除いた実質で前年同月より6・9%少ない27万6360円だった。前年割れは11カ月連続。新型コロナウイルスの感染再拡大で、お盆期間中の帰省自粛が呼びかけられたこともあり、宿泊や鉄道運賃への支出が大きく落ち込んだ。

 支出項目の実質額を昨年8月と比べると、航空運賃が95・9%減、鉄道運賃が79・0%減など移動にかかわる出費で減少が目立つ。落ち込み幅は7月より広がっており、「帰省自粛の呼びかけが影響した」と総務省は見ている。贈与金は41・6%減で、帰省した子どもや孫に小遣いを渡す機会が減った可能性があるという。外食の飲酒代(64・7%減)や外食代(33・4%減)も大きく減った。

 一方、感染対策や「巣ごもり」支出は増え、マスクやガーゼを含む保健用消耗品は約2・5倍、ゲームソフトは79・5%増だった。