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 中国国営中央テレビ(CCTV)は10日、米プロバスケットボール(NBA)の試合の中継放送を1年ぶりに再開した。昨年10月、中国でも人気の「ヒューストン・ロケッツ」の幹部が「香港と共に立ち上がろう」と書かれた画像をツイートしたことが騒動に発展し、CCTVは放送を中止していた。

 CCTVは9日に見解を発表し、「バスケットボールは中国の幅広い層に視聴ニーズがある。我々はNBAがこの間、表明してきた善意に注目した。特に新型コロナウイルスと戦った中国人民への支援では、積極的な努力があった」と評価した。NBAは新型コロナの感染が中国で拡大した2月、100万ドル(約1億円)以上の医薬品を送ったとされる。

 バスケットボールは中国若者世代で最も人気のあるスポーツとされ、コアなファンは1・5億人にのぼるという。アダム・シルバーNBAコミッショナーは、昨年の中国の放送中止やスポンサー撤退により最大4億ドル(約420億円)の損失が生じると語っていた。(北京=冨名腰隆)