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 気候変動、経済、文化、保健、安全保障……。この4年間、トランプ米大統領は多くの国際協調の枠組みに背を向けた。「米国が一番大事だ」と言いながら。一方で「大事なのは米国よりも世界や地球だ」と行動を起こす人々もいる。

手を差し伸べたフランス

 米中西部ウィスコンシン大のキャロル・リー教授は昨年3月、フランス政府からの通知を受け取った。5年間で総額70万ユーロ(約8700万円)の助成金をもらえる知らせだった。

 リーさんが研究するのは、地中海やバルト海のカイアシ類。動物プランクトンの一種だ。温暖化が進むと世界の海流が変わり、その影響で地中海では塩分濃度が上昇し、バルト海では逆に下がっているという。塩分濃度によって生存が左右されるプランクトンを観察することで、温暖化でどんな影響が生態系に生まれるか調べる目的だ。「プランクトンは食物連鎖の底辺にいる。だから、プランクトンがいなくなればそれを食べる魚もいなくなる。とてつもなく影響は大きい」

 海流の変化は気象にも影響し、カリフォルニア州やオーストラリアでは乾燥化が進んだために森林火災が起きやすくなっているのだという。

 リーさんは助成が決まると、以…

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