[PR]

 県舞台芸術センター(SPAC)が31日と11月1日、掛川市にある大日本報徳社の大講堂前広場で、報徳思想を題材にした「掛川版ロミオとジュリエット」を上演する。コロナ禍で延期された地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」の再スタート事業となる。

 作品はオリジナル野外劇「おぉっと えぇっと ええじゃないか」。県内各地で野外芸術を披露する「ふじのくに野外芸術フェスタ」として2018年に同じ場所で上演され、好評だったため再演となった。経済と道徳の両立を説いた報徳思想から「経済家」と「道徳家」をロミオとジュリエット風に仕立て、喜劇にした。

 演出をSPACの寺内亜矢子さん、台本を劇団ユニークポイントの山田裕幸さんが担当。当初は、3年前に初めて開催し、今年10月に開く予定だった「茶エンナーレ」の連携プログラムに予定していた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため来年秋に延期されたため、「ウィズコロナ時代の新たな芸術発信」として野外劇だけ開くことになった。

 公演は2日間とも午後1時30分と午後3時30分の2回で、上演は30分程度を予定している。無料で予約不要。掛川市は「コロナ禍で文化芸術の鑑賞機会が少なくなったが、十分な対策を取って開催する。人の心と町が少しでも元気になれば」としている。(長谷川智)