【動画】日本学術会議の新会員候補6人を政府が任命せず。何が問題か。政府の説明は。
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 日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人を任命しなかった問題をめぐり、菅義偉首相が複数の任命除外者が出るとの報告を事前に受けていたことが12日、わかった。首相は朝日新聞などのインタビューで除外前の推薦者名簿を「見ていない」としていたが、除外方針については把握し、了承していたことになる。

 政府関係者によると、杉田和博官房副長官が事前に首相に対し、「任命できない候補者がいる」という趣旨の報告を行った。首相は決裁時にも同様の説明を受け、決裁の判断をしたという。官邸幹部は「首相は(除外された候補者の)個人名は知らなかったかもしれないが、何人かが任命されないことは説明されていた」と語った。

 首相は5日の内閣記者会のインタビューで「推薦された方をそのまま任命してきた前例を踏襲してよいのか考えてきた」と述べ、主体的に任命除外に関わったことを示唆していた。

 一方で、9日の朝日新聞などのインタビューでは、9月28日に任命を決裁する直前に99人分の名簿を見たと説明。学術会議側が推薦した105人分の名簿は「見ていない」と述べた。