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 空気中の二酸化炭素(CO2)濃度を調べ、ライブイベントや公共スペースで表示する試みが広がっている。空気中を漂う新型コロナウイルス対策で、「3密(密集、密接、密閉)」を避けるため、換気ができているかどうかを目に見えるようにするためだ。

 東京都千代田区のホールで9月下旬に開かれたアイドル「やぎぬま」らのライブイベントでは、CO2濃度をステージの端の画面に大きく表示する実証実験があった。屋内で歌ったり、観客も踊ったりするライブは、密になりやすいとされる。

 ステージに立つアイドルが画面を見て、「CO2が緑色ですねー、平和なライブですねー」と観客に話しかけると、笑いが起こった。CO2濃度が1千ppm(ppmは濃度の単位)以下だと画面は緑色で、換気が良い状態を示している。

 アイドルが測定器に息を吹きかけると、画面はCO2濃度の上昇を示す赤色に。「でも見て下さい、ほら一瞬ですぐ緑色に戻ります。換気が良いから、安心してライブ聞いてください」。3千ppmを超えたら公演を中断して強制的に換気するルールを設けていたが、半日間のイベントを通じて超えることはなかった。

 なぜ、CO2を調べるのか。

 吐く息に多く含まれるCO2は空気中に広がっていくため、濃度の変化は、3密のうち、密集や密閉の状況を知る目安となる。日本産業衛生学会はビル衛生管理法などにもとづき、新型コロナ対策として、濃度が1千ppm以下であれば換気状態は良く、3500ppm超では極めて悪いとして、その部屋の使用を控えるよう呼びかけている。気象庁によると、外気に含まれるCO2の世界の平均濃度は400ppmあまりだ。

 学会はウェブサイトで、部屋の広さや人数、換気装置といった条件を入力すれば、CO2濃度を推定するシミュレーター(http://jsoh-ohe.umin.jp/covid_simulator/covid_simulator.html別ウインドウで開きます)を公開している。

 ライブイベントでの実証実験は…

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