【動画】1936年のベルリン五輪で、前畑秀子選手が200メートル平泳ぎを制し、日本の女子選手として初めての金メダルに輝いた=朝日世界ニュースから
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 1964年10月に開かれた東京五輪は、日本人に五輪の記憶を焼き付けた。その28年前にも、海外で五輪を楽しんだ日本人がいる。加藤綾子さん(97)=東京都=は36年のベルリン五輪で、日本選手の競技をほぼすべて観戦した。政治色が強い大会だったが、牧歌的な雰囲気があり、選手との貴重な思い出が残る。

 加藤さんは、商社勤めの父に連れられ家族で33年にドイツ・ベルリンへ。開催当時、13歳で日本人学校に通っていた。父の会社からもらった招待券を手に、連日、妹、弟と競技場に通った。

 競技場にはヒトラーがよく訪れ、観客が立ち上がって「ハイル・ヒトラー!」と敬礼していた。今となっては「ナチスに政治利用された」と批判される大会だが、当時はそんな事情を知らず、無邪気に楽しんだ。「街じゅうが盛り上がっていて、毎日が楽しかった」

 200メートル平泳ぎを制し、…

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