「持続可能な回復」を推進 小池知事
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 国際シンポジウム「朝日地球会議」(10月11~15日)は今年、オンラインで開催し、国内外の企業人や研究者、環境活動をする若者らもリモートで登壇しています。視聴登録は全47都道府県のほか海外にも広がり、地球規模の課題を世界とともに考えています。アーカイブ動画とともに、11日の小池百合子東京都知事の講演を紹介します。

「未来の東京」を見据えたサステナブル・リカバリーの推進

 気候危機に対処しながら、(新型コロナウイルスの影響で傷ついた)経済の復興を目指す新しい流れが世界で生まれています。「サステナブル・リカバリー」(持続可能な回復)を進め、より良い復興を目指さなければなりません。

 東京都は昨年12月、2050年に二酸化炭素(CO2,)排出の実質ゼロを目指すロードマップや、具体的なアクションを示した「ゼロエミッション東京戦略」を策定しました。気候変動を食い止める緩和策と、既に起こっている影響に備える適応策。この二つを総合的に展開します。

 ゼロエミッション実現のためには、エネルギーの脱炭素化が不可欠。都は昨年度から、都庁の第1本庁舎に供給される電力を再エネ100%電力へと切り替える都庁舎版の「RE100」を始めました。

 また、大気環境を調べた昨年度の測定結果がまとまり、(大気汚染を引き起こす微小粒子状物質)「PM2・5」濃度の平均値について、都内にある80の測定局全てで、国の環境基準の1立方メートルあたり15マイクログラム以下を達成しました。都民の健康リスクを低減して、大気環境のさらなる改善を目指すことが重要です。

 そこで、30年度までにそれを10マイクログラム以下にすることを目指したい。これは世界で最も厳しい世界保健機関(WHO)の指針値です。世界最高水準の快適な大気環境によって人々から選ばれ続ける、魅力ある都市を実現したいと考えています。

 新型コロナとの戦いの最中でも、気候変動対策をしっかりと前進させることが重要です。世界有数の大都市である東京の取り組みは、世界を変えていくと確信しています。(事前収録)

 視聴登録は今からでもできます。登録すると、質問やメッセージを送れるURLを記載したメールを返送します。プログラム詳細と登録は公式サイト(http://t.asahi.com/awf20s3別ウインドウで開きます)。今後のセッションの一部を紹介します。

 ◇13日「サーキュラーエコノミーを目指して」(循環型経済システムを考える)◇14日「21世紀の全体主義とは」(M・ガブリエル氏と姜尚中氏が討論)◇15日▽「ジェンダーギャップ克服へ」(いま始められることをSHELLYさんらと考える)▽「尊厳と連帯~英国と日本の経験から」(政治や社会の課題をブレイディみかこさんらが対話)*12日の一部と13~15日の模様は11月上旬の朝刊で紹介します。

 朝日地球会議は昨年まで東京の会場で開いてきましたが、今年は朝日新聞東京本社スタジオからオンラインで発信しています。海外の企業人や研究者、環境活動をする若者らもリモートで登壇。視聴登録は全47都道府県のほか海外にも広がり、地球規模の課題を世界とともに考えています。