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 オオコウモリのゲノム(全遺伝情報)を東京大や東京工業大などの研究グループが解析した。免疫や嗅覚(きゅうかく)にかかわる遺伝子が独自に進化していることがわかった。野生のコウモリには病気を起こさず共生しているウイルスが、ヒトに感染すると重い病気を起こす仕組みを解明する手がかりになるという。英専門誌DNAリサーチに発表した。

 哺乳類のコウモリは1400種と多様で、翼を広げた長さが小さい種では十数センチほどの小型のココウモリと、2メートルに及ぶ種もいるオオコウモリの仲間に大きく分けられる。今回はオオコウモリ2種のゲノムを調べ、これまでに解析されたココウモリなどと比較した。

 オオコウモリは、ヒトに脳炎を起こす「ニパウイルス」や、発熱や出血を起こす「マールブルグウイルス」と共生している。ヒトでは高い致死率を示すウイルスに感染してもオオコウモリが病気にならない仕組みは謎だった。

 今回の解析で、免疫や感染にかかわる遺伝子で環境に適応して働きを変えた可能性があるものが見つかった。遺伝子の進化が、ウイルスに対する抵抗性を高めた可能性があるのか、今後、解析していくという。

 東京大の甲斐知恵子特任教授は…

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