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 9月25日の営業をもって閉店した、名古屋市中村区の「THREE PLACE」。

 昨年2月にオープンしたカフェレストランで、昼は周辺にある企業の社員たちがランチで訪れて、にぎわっていた。

 ところが今春以降、新型コロナウイルスの影響で状況が一変し、営業終了を決めた。

 そんな店が閉店後、店舗入り口に「当店、コロナに負けました。」と書いた貼り紙を出した。

 下の方には、小さな文字でこんな文章が書かれていた。

    ◇

 平素より当店をご利用いただきまして、ありがとうございます。

 2020年9月25日をもちまして、閉店させていただきます。

 開店より多くのお客様にご来店いただいたことを、心よりお礼申し上げます。

 誠にありがとうございました。

 また、今後とも何卒(なにとぞ)、サンモリッツ各店へのご愛顧の程(ほど)宜(よろ)しくお願い致します。

事実を繕わず、かっこつけず

 サンモリッツとは、THREE PLACEの運営会社「サンモリッツ&東京青山ロハスビーンズ」がやっている老舗喫茶店のことだ。

 貼り紙に込めた思いについて、広報担当者は「会長が社員たちの前で言った言葉をそのまま使っています」と説明する。

 事実を繕わず、かっこつけずに、暗くならないようユーモアを交えることを意識したという。

 この貼り紙はツイッターでも紹介され、「こんなユーモアのある閉店のお知らせは初めて見た」「この店の運営会社はまだ負けてないのが伝わるね」といったコメントが寄せられている。

 「どのように受け取られるか心配でもあったので、ホッとしています」と広報担当者。

 いったん店は閉めたが、THREE PLACEの名を引き継いだ店舗を、名古屋市内の別な場所で始めるために準備を進めているという。(若松真平)

コロナ第2波 東京100days
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