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 日本原電の東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働をめぐり、住民説明会の開催を求めている東葛地区の市民団体が13日、千葉県柏、松戸両市のクリーンセンターを訪れ、東京電力福島第一原発事故で発生した指定廃棄物の保管状況を視察した。

 視察したのは「エナガの会」(柏市)など約10団体の26人。柏市南増尾の南部クリーンセンターでは、現在も一定基準以上の放射能濃度が確認された指定廃棄物計約570トンを、センターの建物内や敷地内の厚さ30センチのコンクリート壁でできたボックスカルバートなどに保管している。

 メンバーはヘルメットと手袋を着用し、センター職員らの説明を受けながら1時間ほどかけて施設内を見て回った。エナガの会の若井正幸代表(64)は「すごく濃縮された原発由来の廃棄物が大量に残っているのがわかり、(原発が)大きな問題をはらんでいると改めて感じた」と話した。

 停止中の東海第二原発をめぐっては、2018年10月、東葛地域6市が重大事故の発生に備え、原発から30キロ圏内の水戸市と避難者を受け入れる協定を結んでいる。市民団体のメンバーは同原発の再稼働に関し、自治体を通じて県内での住民説明会の開催を求めているが、具体的な実現のめどが立っていない。(青柳正悟)

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