[PR]

 天理大と天理署、同署管内金融防犯協議会が特殊詐欺被害の防止啓発ポスターを合同で製作した。ポスターは「撃退。」「鉄壁のスクラム」などのコピーが並んだ2種類。13日はポスターのモデルとなった天理大ラグビー部の3人らが一日署長となり、ポスターを同署管内の金融機関などに配布した。

 今年は9月末までに天理署管内では10件(前年同期比で3件増)の特殊詐欺事件が発生し、被害総額は5千万円超(同3800万円増)という。

 天理大はボランティアサークルを通じて、以前から天理署と交通安全や犯罪抑止に取り組んできた。5月ごろ、天理大から署に「この時期に社会貢献できる場があれば、ぜひ」という申し出があった。署は、全国トップレベルで戦い続ける天理大ラグビー部には正々堂々としたプレースタイルや団結力、チームワーク、力強さとたくましさといったイメージがあり、このポスターのモデルにうってつけだと考えた。

 8月上旬に撮影を終えた直後にラグビー部内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。9月上旬にクラスターが終息し、予定通りにポスターが使われることになった。

 この日、一日署長を務めた一人、トンガ出身のフィフィタ・シオサイアさん(4年)は身長187センチ、体重104キロ。身にまとった式典用の制服は、奈良県警が持っている30段階のサイズで最大のもの。小畑浩康署長は「これでも小さかったら、大阪府警に借りに行こうと思ってました」と笑った。

 天理大ラグビー部は5連覇をかけて、11月7日に開幕する関西大学Aリーグの戦いに臨む。主将の松岡大和さん(4年)は言う。

 「こうして地域に貢献できる機会を作ってもらえてよかった。つらい時期を支えて下さった方々に感謝の気持ちを伝えるだけでは足りないので、必ず初めて日本一になって恩返しします」(篠原大輔)

関連ニュース