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 サッカーの日本代表(世界ランク28位)は13日、オランダ・ユトレヒトでコートジボワール代表(同60位)と国際親善試合を行った。日本は後半追加時間、途中出場のDF植田直通(セルクルブリュージュ)がセットプレーからヘディングシュートを決め、1―0で勝った。新型コロナウイルスの影響で、3月と6月のワールドカップ(W杯)アジア2次予選は延期され、フル代表活動は昨年12月以来。欧州での2試合を1勝1分けで終えた。

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 積極的に攻める決意は、試合開始早々のプレーから表れていた。前半2分、右サイドからペナルティーエリアに入った鈴木武蔵(ベールスホット)がマイナス気味に中央へパス。走り込んだ久保建英(ビリャレアル)が放ったシュートは惜しくもバーを越えた。

 約10カ月ぶりの代表戦だった4日前のカメルーン戦の前半は、選手の意思疎通が十分に取れず、攻撃の形がつくれなかった。森保一監督はボールを奪った後の展開力を課題に挙げ、「守備から攻撃の質を上げていきたい」。この日は先発を7人も入れ替えながら、相手の両サイドバック裏のスペースを積極的に狙う意図が選手たちに浸透していた。

 その上で、単調にならないように変化もつけた。2列目の右に入った伊東純也(ゲンク)、左の久保は何度も互いのポジションを入れ替え、相手を惑わせた。また、カメルーン戦とは違って、斜めのパスを多用してサイドを崩す場面も。たとえパスが通らなくても、森保監督も「抜ければ、全然大丈夫(だった)」と励まし続けた。

 決定的なチャンスで得点できず、もどかしい時間帯が続いていた。それでも後半終了間際にフリーキックから植田がヘディングで豪快にゴールネットを揺らした。最後に報われたのは、試合開始から続けた攻めへの意識があったからだろう。森保監督は「選手が一丸となって準備していたことが決勝点につながった」とたたえた。(ユトレヒト=遠田寛生)