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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(奥武則委員長)は14日、昨年8月に放送されたフジテレビの情報番組「とくダネ!」で発言を放送された女性からの「誘導尋問を受け、発言を捏造(ねつぞう)された」などとする申し立てに対し、「問題があったとは判断できない」とする見解を発表した。

 番組では公園で周辺住民の苦情を受けて行政が「大縄跳び禁止」の看板を設置した問題を巡り、近隣に住む女性の発言を放送。女性は散歩中に突然声をかけられ、取材の趣旨を告げられなかったなどとして、フジ側の謝罪と意見の撤回を求めてBPOに申し立てていた。双方から聞き取りをした人権委は「撮影・放送に対する承諾がなかったとまではいえない」と結論づけた。そのうえで、街頭インタビューで取材を受ける人の多くはメディアの取材や報道に不慣れであるため、「放送局名・番組名や質問の趣旨などを可能な範囲で説明し、映像の使用についても本人の意向を明確に確認しておくことが望ましい」と付け加えた。

 フジテレビ企業広報室は「我々の主張が受け入れられたものと考えております。これからもよりよい番組作りに努めてまいります」とコメントしている。