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 来年1月に実施される大学入学共通テストについて、新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した人でも、無症状で陰性が確認されたことなどを条件に受験を認める方針を文部科学省が決めたことが14日、わかった。別室受験などの条件を定める。各大学の個別試験でもこうした対応を参考にしてもらう。

 文科省が、15日にある政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で説明する。受験条件は▽PCR検査などの結果が陰性▽受験当日も無症状▽公共交通機関を利用しない▽終日、別室で受験する――など。文科省が6月に示した方針では、濃厚接触者は14日間の健康観察期間中は受験を認めなかったが、感染防止策を徹底すれば感染拡大リスクは低いと判断した。

 試験会場では、別室まで他の受験者と接触しない移動経路の確保や、別室での座席間隔や監督者との距離を2メートル以上空けることを求める。一方、試験場での入場時の検温は行わない方針だ。受験生には当日の自主検温を周知しており、入場時も行えば、かえって不安や動揺を与えるおそれがあると考えたという。(伊藤和行)