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 コロナ禍で生活に困窮するひとり親世帯の子どもを支援しようと、山口市を中心に活動するNPOが今月から、学習支援の勉強会を始める。対象の子は中学3年生。講師役は山口大学生で、アルバイトとして雇用することでコロナで収入が減った学生支援にもつながると期待している。

 勉強会は今月18日から12月20日まで全6回で2千円。「県母子・父子福祉センター」(山口市)の一室を借りて実施する。中学校の定期テストを教材に、間違えた箇所を中心に大学生が教える。

 NPO団体「.style(ドットスタイル)」が企画・運営する。代表の小西凡子さん(49)は、自身も2人の子どもがいるひとり親世帯。家計が苦しく、将来の不安にさいなまれた時期もあったという。小西さんは「子どもを塾に通わせるのが難しい家庭もある。コロナでの休校後、周りの友人の学習進度についていけず、子どもが学校に行かなくなったという声も聞く」と話す。

 一方、講師として雇用された大学生の一人、山口大教育学部1年の浅田麻莉絵さん(18)は千葉県出身で一人暮らし。コロナでこれまでアルバイトは一切できず、親からの仕送りが頼りだった。浅田さんは「アルバイトやボランティア活動には憧れを抱いていた。こうして給料をもらえるのは助かる」と話す。

 このNPOでは、ひとり親世帯向けの食料配布会のほか、気軽に悩みを相談し合うカフェ会も開いている。小西さんは「できる支援を確実にやることで、ひとり親世帯の貧困の流れを断ち切ることができれば」と話している。

 問い合わせはホームページ(https://dot-style.org/別ウインドウで開きます)。(寺島笑花)

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