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 山梨県内での初確認から9月末まで延べ190人の新型コロナウイルス感染事例から、県は全般的な発生傾向を分析した。感染が拡大した場は家庭内が最多となるなど、感染リスクは身近なところにあることが分かったという。

 公表された分析結果によると、感染者の性別は男女ほぼ同数。年齢層をみると、20~30代が39・7%を占めたが、過半数は40代以上だった。

 感染経路が特定できたのは96人、不明なのは94人だった。感染が広がった場を分類したところ、最も多かったのは「家庭内(家族・親族間)」で35・1%。次いで「職場(同僚との会食等を含む)」28・7%、「高齢者施設」16・0%、「友人・知人等」13・8%と続いた。

 県は「身近で接触頻度の高い人からの感染が7割を超えている」と注意を促している。一方で「飲食店利用」は3・2%にとどまった。感染が広がったのは、適切な防止策を講じていない店だったとしている。

 陽性判明時の症状をみると、無症状はどの年齢層でも2割前後を占める。一方で、酸素投与が必要になる中等症や、人工呼吸器が必要になるような重症は年齢層が上がるにつれて割合が高まる。60歳以上だと中等症が53・7%、重症も5・6%だった。

 新型コロナ対策を担当する藤井充・知事政策補佐官は「190人の事例の分析で、どこで感染するかは分からないことが示された。日ごろから基本的な感染防止策をとることが大切だ」と話している。(吉沢龍彦)