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 来春予定の千葉県知事選をめぐり、自民党県連は14日、東京・永田町の党本部で県連所属の国会議員団会議を開き、月内にも前スポーツ庁長官、鈴木大地氏(53)に立候補の意向を正式に確認することで合意した。一方、石井準一参院議員は鈴木氏の選考過程を批判。自民党が「一枚岩」で支援することを立候補の条件とする鈴木氏の判断に影響を与える可能性がある。

 午前9時、県連所属の18人の国会議員と県連の河上茂幹事長が党本部に集まった。今回の知事選をめぐり、国会議員全員が顔をそろえるのは初めて。県連幹部は会議で、鈴木氏擁立で合意を取りたい狙いで、冒頭、県連会長の渡辺博道衆院議員が「時間的余裕がない。知事選対応で意見を伺いたい」と議論を促した。

 渡辺会長は5日、衆院議員の森英介氏、林幹雄氏、浜田靖一氏ら、歴代県連会長経験者が鈴木氏と都内で面会し、鈴木氏から立候補へ向けた前向きな回答を得たことや、森田健作知事(70)は進退を明言していないが鈴木氏擁立の動きを了承していることなどを説明した。

 参加した国会議員からは「鈴木氏が千葉県をどうしたいのか、政策を知りたい」「できたらお会いして判断したい」などの意見が出たという。選挙協力を組む公明党県本部代表の富田茂之衆院議員とも「知事選へ向けた協議を進めるべきだ」との提案もあった。

 鈴木氏支援の流れに一石を投じたのは石井氏だ。

 渡辺会長ら県連幹部主導で鈴木氏擁立を進めたことについて、「丁寧にプロセスを踏んで積み上げていくべきではないか」と疑問を呈した。さらに「県内の首長と懇談会をやるが、立候補の要請があれば、私も熟慮したい」などと述べ、自ら立候補する意欲すらにじませたという。

 約1時間の会議で、鈴木氏の意向を正式に確認することで合意したものの、石井氏の要求を受け入れ、国会議員や県議から知事選に意欲を持つ人がいるか確認することになった。

 会議後、石井氏は鈴木氏に対し、「千葉県620万人を代表する知事にふさわしい資質を持っているか判断しかねる」と批判。知事選への立候補の意向を固めた千葉市長の熊谷俊人氏(42)については「知事にふさわしいと評価したい。経験値は非常に高い」と持ち上げた。

 県連では、2009年の知事選の分裂選挙で、対立の火種が生まれた。今回の会議で鈴木氏支援で一致を見ず、県連幹部の思惑は外れ、対立が再燃した格好だ。

 渡辺氏は「一枚岩、県連が一つになることが大前提だ。月内がリミットと考えている」と焦りを見せる。今後、鈴木氏へ意向確認をするとともに、公明党とも選挙協力について、協議していく考えを示した。(今泉奏、古賀大己)

「熊谷氏を応援」石井氏、周囲に明言

 この日午後から、石井氏は動き…

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