拡大する写真・図版「危険な建物」であることを理由に閉鎖されたモスク。閉ざされた鉄の門から中を見ると、建設資材やゴミなどが散乱していた=2020年10月4日、ウルムチ、奥寺淳撮影

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 中国新疆ウイグル自治区で、ウイグル族の信仰の拠点となっているモスクが相次ぎ閉鎖・改造されている――。そんな情報の真偽を確かめるため、記者は自治区の区都ウルムチに向かった。

 観光スポットの「大バザール(市場)」から東へ1キロ余り。建物の3階ほどの高さはある4本の緑色の円柱が特徴の黒甲山モスクは、鉄製の門が閉じられたままだった。

 円柱の最上部にあったイスラム教のシンボルの新月は切り落とされ、鉄の棒が折れ曲がっている。モスクの中をのぞくと、大量の建築資材やゴミが散らかっていた。

 かつてここで礼拝していたというウイグル族の男性は「新年には多くのイスラム教徒が集まり、入りきれない人が建物の外からも祈っていたのに」と嘆く。このモスクには、毎週金曜日には5千~1万人が礼拝に訪れていたという。

新疆でモスクが閉鎖・改造されている問題は、中国国内でほとんど報道されていない。記者は複数の人物からの尾行を感じながら、慎重に取材を続けた。

 この地区を管轄する共産党委員…

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