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 フランスのマクロン大統領は14日、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないとして、パリなど9の都市圏で17日から夜間外出禁止令を出すことを明らかにした。

 マクロン氏は14日夜のテレビ番組のインタビューで、「我々はいわゆる第2波の中にいる」と初めて明言した。フランスでは10日に約2万7千人が感染し、連日100人以上が亡くなっている。感染者数は1カ月前から3倍以上に増えており、「第2波」だと認めざるを得なくなった。

 集中治療病床の埋まり具合などの指標が最悪レベルのパリやリヨンなど9の都市圏では、午後9時~翌午前6時の外出を少なくとも4週間禁じる。違反者には135ユーロ(約1万7千円)の罰金を科し、繰り返せば1500ユーロ(約18万5千円)を科す。マクロン氏は、「夜間外出禁止令で倒産する業者を生みたくない」として、飲食店など影響を受ける産業に経済支援をする考えを示した。

 一方でマクロン氏は「(今回の措置の)目的は、経済活動を続け、学校を開き、全ての市民が通常通り働き続けられるようにすることだ」と強調。経済への悪影響を避けるため、都市間の移動も制限せず、可能な限り市民生活を続けるよう促した。(パリ=疋田多揚)