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 「脱ハンコ」の取り組みを政府が加速させています。今では暮らしに密着したハンコですが、いつ、どこで生まれ、どんな使われ方をしてきたのでしょうか。ハンコの歴史をひもとこうと、業界専門誌「月刊現代印章」の真子茂(まなごしげる)編集長に聞いたところ、庶民に広く使われるようになった背景には有名な戦国武将の存在がありました。

 ――ハンコと言いますが、印鑑と言うこともありますよね。専門誌の名称には「印章」と入っています。どう違うのでしょうか。

 あまりなじみがないかもしれませんが、日本ではハンコのことを一般的に「印鑑」と呼んでいますが、日本語として正しくは「印章」と言います。印章を押した朱肉の跡を「印影」、地方自治体などに登録された印影のことを「印鑑」と呼びます。今回は、印章の総称で一般的にわかりやすい「ハンコ」という言い方でお話しします。

 ――ハンコはいつからあるのでしょうか。

 ハンコの起源は、今から5千年ほど前、紀元前3千年ごろのメソポタミア文明だと言われています。紙より前の発明で、円筒の石材の側面に図柄やくさび形文字が彫られており、それをやわらかい粘土板に転がして使われていました。今で言う印刷であったり、所有者を示すために使われたりしていました。そのほか鍵としても使われました。

 ――ハンコが鍵になるのですか?

 財宝などが入ったつぼや倉の入…

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