シドニー=小暮哲夫
SNSなどを通じて特定の人々を狙い撃ちにする。世界に広がるヘイトスピーチは、差別を容認するようなトランプ米大統領の数々の発言やツイートと無縁ではないはずだ。言葉の暴力と闘うオーストラリアの女性は考える。
「みにくいブタ。消え失せろ」
「無知な太った女。化けの皮がはがれるぞ」
オーストラリア南東部メルボルンの作家で演劇の演出家、バン・バダムさん(45)のSNSのアカウントにこんな投稿が殺到したのは昨年2月だった。
地元テレビの人気対論番組の放送1週間前、出演者の一人として発表されると「攻撃」が始まった。収まったときには、放送から1週間がすぎていた。
2013年に新聞に社会問題の…
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朝日新聞国際報道部