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 青森県は15日、弘前市にある飲食店の従業員や利用者ら男女計16人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県は当該時期の店の利用者が計100人以上いると見込み、利用者の特定と感染拡大防止のため、店名を公表。県内での感染確認は、15日夜の時点で57人となった。

 県によると、クラスターが発生した店は弘前市鍛冶町の「クラブ 縷(ル)・シャモン」と系列店の「スナック シャモン」の2店。同じビルの1階にクラブ、2階にスナックがある。従業員は両店を行き来しながら勤務していたが、一部はマスクを着用せずに接客をしていたという。

 新たに感染がわかった16人は、店を利用した30~60代の男性7人、従業員の50代の女性2人と10~20代の男性3人、弘愛会病院(弘前市)の40~50代の女性職員2人と、すでに感染が確認された女性従業員の同居人の20代の男女2人。

 利用者の男性のうち60代の1人は、すでに感染が確認されている同病院の男性医師と一緒に3日に店を訪れていた。女性職員2人は、男性医師を通じて感染した可能性が考えられるという。

 これまでに少なくとも両店の従業員の男女計7人、利用者の男性8人の計15人の感染が確認されたことになる。県は15日、厚生労働省のクラスター対策班に感染経路の調査を依頼した。

 店では今月1日に複数の従業員がのどの痛みを訴えていたことから、県は1日以前に店内で感染が始まった可能性があると判断。9月28日から今月10日までの期間に店を利用した人たちに注意を呼びかけ、帰国者・接触者相談センターに相談するよう促している。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は会見で、「クラスターの規模はまだわからない。利用者を特定して感染を封じ込め、感染源の確認と二次感染防止に努めていく」と述べた。(渡部耕平)

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